PFASは最近ホットな話題ですね。
PFASとペットに関してごくごく一般的なことを書いています。
マニアックなところは公式ライン@で配信します。
ペットの健康とPFAS ― 知っておきたい「永遠の化学物質」
最近ニュースでよく耳にする
PFAS (Per- and Polyfluoroalkyl Substances)。
この中には
PFOA (Perfluorooctanoic acid)
PFOS (Perfluorooctanesulfonic acid)
といった物質が含まれています。
これらは世界中で問題になっている化学物質で、人だけでなく犬や猫の健康にも関係する可能性が指摘されています。
今回は、ペットとPFASについてわかりやすく解説します。
PFASとは何か
PFASは
水・油・汚れを弾く性質を持つ化学物質
です。
そのため長年、次のような製品に使われてきました。
-
フッ素加工フライパン
-
防水衣類
-
カーペット
-
食品包装
-
消火泡
PFASの大きな特徴は
自然界でほとんど分解されない
ことです。
そのため
「Forever chemicals(永遠の化学物質)」
と呼ばれています。
実はペットの方が曝露しやすい
犬や猫は、人よりもPFASを体内に取り込みやすい生活をしています。
理由はいくつかあります。
床や家具を舐める
犬や猫は
-
床
-
カーペット
-
ソファ
-
自分の足
をよく舐めます。
防水・防汚加工された家具やカーペットにはPFASが含まれることがあり、ハウスダストと一緒に体内に入る可能性があります。
ペットフードの包装
ペットフードの袋は
-
油が染みない
-
湿気を防ぐ
ために、PFAS系コーティングが使われることがあります。
つまり
包装 → フード → ペット
という経路も考えられています。
水の影響
最近は世界各地で
水道水のPFAS汚染
が問題になっています。
犬や猫は体重あたりの水摂取量が多いため、人より影響を受けやすい可能性があります。
研究で疑われている健康影響
ペットでの研究はまだ多くありませんが、いくつかの関連が指摘されています。
甲状腺疾患
猫の研究では
体内PFAS濃度が高い猫ほど甲状腺機能亢進症が多い
という報告があります。
これは人の研究でも同様です。
免疫への影響
PFASは免疫機能に影響する可能性があります。
そのため
-
アレルギー
-
慢性炎症
-
感染抵抗力低下
などとの関連が研究されています。
肝臓への影響
動物実験では
-
肝臓肥大
-
肝酵素上昇
-
脂質代謝異常
などが報告されています。
実はペットは「環境のセンサー」
犬や猫は
人の環境リスクを早く教えてくれる存在
とも言われています。
理由は
-
人と同じ環境で生活する
-
寿命が短い
-
体重あたりの曝露量が多い
ためです。
そのため、環境中の有害物質の研究ではペットの健康が重要なヒントになることがあります。
飼い主ができる対策
PFASは完全に避けることは難しいですが、曝露を減らすことはできます。
水
可能なら
-
活性炭フィルター
-
逆浸透膜(RO水)
などの浄水器を使用するのも一つの方法です。
ハウスダスト対策
PFASはハウスダストに含まれることがあります。
-
こまめな掃除
-
空気清浄機
-
モップ掃除
は意外と重要です。
カーペットや家具
新しく購入する場合は
防水・防汚加工製品を減らす
のも一つの方法です。
食事
加工度の高い食品より
-
手作り食
-
シンプルな原材料のフード
の方が環境化学物質の曝露が少ない可能性があります。
まとめ
PFASは現代社会では完全に避けることが難しい化学物質です。
しかし
-
生活環境
-
水
-
食事
を少し見直すだけでも、ペットの曝露を減らすことはできます。
ペットの健康を守るためには、病気の治療だけでなく生活環境にも目を向けることが大切です。