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白内障の予防とは?

白内障。

白内障って目の真ん中にある透明な水晶体(レンズ)が白く濁る現象のことを言います。

水晶体は卵の白身のようにタンパク質でできています。

卵の白身が最初は透明でも、焼いたり、煮たりすると白く変化するのと同じように、

水晶体もタンパク質の変性によって白く濁っていきます。

その濁った状態が白内障です。

 

そして

白くなった卵の白身を透明に戻せないのと同じように、

白くなった水晶体を透明に戻すことは不可能とされています。

 

どうして白く濁っていくのか、その理由ははっきりとはわかっていません。

そのため、確立された予防法や治療法は存在しないのが現状です。

 

水晶体が白くなったら、全身麻酔をかけて、水晶体を切開し、白くなったタンパク質を吸い出して、代わりに人工レンズを装着する、

人と同じように白内障の手術が唯一の治療とされています。

白内障の手術は、水晶体が真っ白になって見えなくなってしまってから行っても遅く、

まだ網膜が機能低下を起こしていない、見えている時に行わないといけません。

しかし、いつまでも眼が見えるように願って、白内障の手術をしても、

1年くらいで緑内障を発症し、

結局は失明なんて事態も結構多発しており、

ヒトの場合と違って、手術はやるだけ無駄に終わっている現実を数多くみると

白内障の手術をする意味がないんじゃないか?

という思いも最近は持っています。

でも、全部が全部手術後トラブるわけではなく、

手術も無事に終わって何の問題も起こすことなく目が見える状態で過ごしている子もいます。

結局のところ、こうするのがベストという答えはないということになります。

 

では予防はできないのか?

 

確立された予防法はありません。

白内障は老化に伴って起きてくることがほとんどなので、老化を防止すれば白内障も予防できるかもしれないと考えて、

老化を引き起こす一つの要因である、活性酸素を除去する、しかも食品で、手軽に摂取できるものはないかと探して、

現在はほとんどの白内障はそのサプリメントで維持をしてもらっている状況です。

進行はかなり食い止められていると思っていますが、

それでもゆっくりとは進んでいくことが多いと思います。

 

その他、

白内障には昔から点眼薬があり、

人の方では使われなくなって久しいですが、動物医療の分野ではまだまだ使われている状況です。

でも昔からある薬で、効果はほとんどないと言われています。

 

老化防止がサプリメントだけでできるとは思っていませんが、

白内障の進行を遅らせて、

「受けることに疑問が残る白内障の手術をやらないで済ます、」

という一定の効果は得られていると思います。

 

白内障の進行を遅らせることは重要なのですが、

白内障にならないようにすることことができれば、

そりゃその方がいいですよね!

そのために必要なのはアンチエイジング。

白内障の予防とアンチエイジングはほぼ同じことをすることになるのではないかと思います。

アンチエイジングに関しては数多くのサプリメント、施術、治療があり、どれをやれば最適かという答えは見つかりません。

それにいつから始めるかという問題もあります。

 

予防のスタート時期は、早ければ早いほど良いと言えます。

早い子だと6歳あたりから白内障が始まります。平均は10歳くらいから始まること多いようです。

その前からやれる範囲内で何かしらのアンチエイジングを始めておくことで、

白内障の発症時期を遅らせられる可能性があるのであれば

やっておくのも一つの考え方だと思います。

自然にまかせて、なるようになるという考え方ももちろんありますので、選ぶのみなさん自身です。

アンチエイジングには漢方薬、サプリメントが主軸になるでしょう。

サプリメントも効果があるもの無いものさまざまです。

 

私も片目の水晶体が少し濁っています。

眼科で白内障と診断されました。

生活に支障はないのですが、太陽の下に出ると少し眩しく感じます。

これ、なんで起きたかというと、廉価なプロテインを飲んだためだと思っています。

白内障を感じたのは5~6年前くらいで、

筋トレをしていたのでプロテインを飲んでいました。

いろいろなものを飲んだのですが、ある会社の廉価なプロテインが様々な味を出しており、

美味しそうだったので購入して飲んでみました。

それから1か月くらいで目の曇りを感じて、眼科で診てもらったら白内障になっていると診断され、

すぐにこのプロテインが思い当たり、止めた次第です。

プロテインが本当に原因だったのかどうかはわかりませんし、自分の体を使ってさらに確証を得ようとは思いません。

私には合わなかっただけなのかもしれません。

その後も別の会社のプロテインは飲んでいますが、白内障も進行せず、左目も白内障になることなく何事もありません。

安いプロテインが白内障を誘発した証拠もありませんが、安いプロテインは関係ないという確証もないので

結果、

身体に摂取するものはそれなりに品質の良いものを

という結論になります。

何をもって品質が良いと定義するのかは答えがありませんけど・・・

何が言いたいかというと、

「サプリメントもきちんとしたものを選ぶようにしてください」

ということです。何を与えればよいかわからないという方はご相談ください。

 

白内障は老化だけが原因で起こるわけではありません。遺伝、糖尿病、高血圧なども原因の一つとされたりします。

遺伝はいかんともしがたいですが、その他の生活習慣病は注意すれば避けられます。

若くして白内障になってしまう子もいれば、

歳をとっても全く白内障にならない子もいます。

猫はわりと白内障にならない子が多く、

18歳とか19歳くらいになって、よく見たら目がちょっと白くなっているということはありますが

生活に困るほどではないことが多いです。

この違いってどうして起こるのでしょうか。

個体差と言ってしまえばそこで話は終わってしまうのですが、

その違いに生活環境の違いや食べているものの違いなど

その他の要因が関連している可能性はあるのではないかと思いますが

結局のところ白内障の発症原因がわかっていないため、

どうやって予防するかという結論には至っていないのが現状です。

その中でも一番最適と思える、みなさんがやったほうが良いと思われるアクションは

食べ物に意識を向けること。

それが無理なら、抗酸化作用があり、白内障に有効であろうと思われる適切なサプリメントを早めに与え始めること。

 

「白内障になったらどうする?」

ではなく

「白内障にならないためにどうする?」

を考えること。

すべての病気には原因が存在します。

「その原因を身体と生活から取り除くことができれば、病気にならない健康な子にすることができる!」

はずです。