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UROLOGY
泌尿器科

当院の泌尿器科診療のポリシー

泌尿器には腎臓、尿管、膀胱、尿道が含まれます。一連の臓器を通過して作られるおしっこの検査にはいろいろな病気の情報が含まれており、とても大事な検査です。尿路結石、膀胱炎、膀胱腫瘍、前立腺炎、腎機能障害などの兆候が初期の段階から現れます。レントゲン検査、超音波検査などの画像検査を追加して確定診断を行う場合もあります。治療は食事管理から手術まで多岐にわたりますが、手作りごはんや漢方薬、ホメオパシーなども含めた様々な選択肢の中から、飼い主様と相談して最善と思われる治療を行っていきます。

犬の主な病気

腎不全

腎臓は、体内でできた老廃物を体外に排出するために、できるだけ少ない水分から尿を作ろうとする臓器です。腎不全というのはこの機能が低下した状態なので、体内に保持すべき水分が出ていってしまい、排出したい老廃物が体から出せない状態になっていることを言います。水分が出ていってしまうから水を飲まなければ脱水状態になるため、初期のころは多飲多尿という症状が出ます。病状が進んでくると老廃物の蓄積により尿毒症になり、食欲不振、嘔吐などの症状が出てきます。
初期治療としては処方食などにより病状の悪化を防ぐことに注力しますが、腎臓の血流を増やして機能低下を防いだり、尿毒症を起こす老廃物を効率的に除去するサプリメントを飲ませたりと、治療は多岐にわたります。当院での治療のベースはホモトキシコロジーとなりますが、全て飼い主様とのカウンセリングで治療法は決めていきます。

膀胱炎

膀胱内で炎症が起きている状態を膀胱炎と言います。通常は大腸菌などの細菌感染による細菌性膀胱炎がほとんどなので、抗生物質の投与を3~7日間くらい続けていただければ治まります。しかし、何度も再発するような膀胱炎、細菌感染のない膀胱炎など慢性化する膀胱炎にはホメオパシーや漢方薬などの治療が必要になります。

尿路結石

尿路結石とは腎臓、尿管、膀胱にできる結石の総称で、ほとんどの場合は膀胱内に結石もしくは結晶と呼ばれる細かな砂状の石ができます。症状は多岐にわたりますが、最も多いのは血尿、頻尿、膀胱炎の併発でしょう。ただし結石や結晶が出ていても無症状ということもありますので、時々尿検査はやっておいた方がよいと思います。結石には食事管理や投薬によって溶かせる結石と、一旦作られたら何をやっても溶けることのない結石があります。結石を形成しておらず、まだ結晶の段階であれば、なんとかやりようもありますが、溶けない結石を一度作ってしまうと手術をして摘出する以外に結石を無くす方法はありません。それゆえできれば幼少期からの定期的に尿検査をして、結石になる前の結晶の段階での早期発見に務めたほうが良いと思います。

猫の主な病気

猫の泌尿器症候群

尿路結石に関連する病気のことを総称して泌尿器症候群と呼びます。尿路系は腎臓、尿管、膀胱、尿道とあり、結石は主に腎臓と膀胱内で作られることが多いです。結石が腎臓で作られた場合は腎機能障害を引き起こすこともあります。腎臓でできた結石が尿管に流れていって詰まり、尿管閉塞を起こし、急性にひどい腎機能障害を起こすこともあります。膀胱に結石ができると膀胱炎や血尿などが起こり、膀胱でできた結石が尿道に流れると、尿道閉塞によりおしっこが出せずに膀胱破裂や腎機能障害を起こします。診断には尿検査、レントゲン検査、超音波検査を行います。治療のベースは食事管理ですが、処方食でコントロールできない場合、ホメオパシーや漢方薬を併用し、治療を行っていきます。尿管や尿道が閉塞しておしっこが出ない場合は、外科的な処置が必要な場合もあります。

慢性腎不全

猫の加齢による腎不全はみなさんご存知だと思います。食事療法、投薬、最終的には自宅での点滴など長期にわたって治療が必要で、しかも治ることが無い病気と認識されています。当院での慢性腎不全の治療はホモトキシコロジーがベースとなります。治療実績が一番良く、飲みやすく、長期の維持管理に一番適切であると思えるからです。何より、治ることが無いと言われている慢性腎不全の改善の可能性があること、そして尿毒症になっても自宅での皮下点滴にいたるまでの期間が長いことがあげられます。皮下点滴というのは、腎臓に負荷をかけるので、やらずに済むのであれば極力やらないほうが良い方法で、ホモトキシコロジーは皮下点滴をやらなければならなくなるまでの期間を大幅に延ばしてくれます。

当院の泌尿器科診療の特徴

  • 尿検査から
    超音波検査まで

    尿検査から超音波検査まで

    適切な検査でより正確により早く診断を行います。尿検査が基本ですが、場合によっては超音波検査で膀胱や腎臓、子宮の中を見ることも必要です。

  • 豊富な手術実績

    豊富な手術実績

    結石の摘出から尿道造設など様々な手術に対応していますので、安心してお任せください。

  • 手術だけではない治療

    手術だけではない治療

    手術以外にも漢方薬やホメオパシーなど様々な治療方法がございます。飼い主様が納得できる治療法をご提案させていただきます。

診療の流れ

  • 受付・問診

    ご来院いただきましたら、受付にいるスタッフにお声がけください。はじめに問診票のご記入をお願いいたします。セカンドオピニオンや転院の方は、それまでの検査結果などをお渡しください。
    ご記入できましたらスタッフをお呼びになり、診察室に呼ばれるまでその場でお待ちください。

    受付・問診
  • 診 察

    病状に応じて診察を行います。泌尿器系の診察は尿検査の結果をもとに行いますが、生殖器系の診察には検査を必要とします。

    診察
  • 検 査

    尿検査で診断がつけばそれ以上の検査は行いません。もし必要があるようなら、超音波検査をメインとして検査を行っていきます。血液検査やレントゲン検査が必要な場合もあります。

    検 査
  • 治療方針のご提案

    診療、検査結果をもとに診断をして、治療方針のご説明を行います。内服薬、手術、自然療法など様々な選択肢がございますが、最良と思えるものをご提案させていただきます。ご提案と異なる治療法がご希望であればお申し付けください。

    治療方針のご提案
  • お会計

    診察が終わりましたら待合室でお待ちください。お車でお待ちになる方はスタッフにお声がけください。
    お支払いは現金、クレジットカードのみとなります。 アニコム、アイペットにご加入の方は窓口清算ができますので、保険証のご提示をお願いいたします。

    お会計
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大田区久が原のペットメディカル久が原では、地域のかかりつけ医としてペットの健康を守り、飼い主様の気持ちに寄り添い、飼い主様と一緒に最善の治療を見つけていくことを目指しています。

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