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2017年04月28日

青柳院長、木村獣医師

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自然療法症例 : 腎臓疾患

ここで問題となるのはほとんどが腎不全です。腎不全の早期発見も可能になってきているし、飼い主への啓蒙もできてきているので、以前ほどひどい状態で担ぎ込まれる事態は減ってきていると思います。しかし、一度悪くなったら改善をしない腎不全とどのように向き合っていくか。とてもハードルの高い問題です。自然療法の効果が期待できるのは、猫の腎不全です。すべての症例とは言えませんが、猫の腎不全にはかなりの効果が期待できると思います。ところが犬の腎不全では猫のような目覚ましい効果が見られないことも多く、課題は残ります。

14才、オス、日本猫(ミックス)

多飲多尿が半年前よりみられ、3日前より食欲不振、昨日より嘔吐。典型的な腎不全の悪化過程です。血液検査の数値も測定不能なほど上がっており、即入院。点滴を開始し、とにかく血液内の老廃物の排出を行い、同時にホモトキシコロジーと組織細胞剤の治療をスタート。日に日に状態は改善し、1週間後に退院。自宅で点滴をしながら、ホモトキシコロジーと組織細胞剤の注射をしに週2回通院。その後3年間点滴頻度や通院頻度を変えながら治療してきたが、腎不全が悪化し死亡。しかし、亡くなる前日まで食事を食べ、嘔吐もなく元気にしていた。最後に測定した血液検査の結果はCre15.0、BUN358で常識では考えられない数値であった。

〈コメント〉

猫の腎不全はこのようなパターンを取ることが多い。自然療法の最大の効果は、血液検査の数値がぶっ飛んでいても猫は元気で食事も食べているということである。すべての腎不全の猫が絶対こうなると言っているのでないのでご注意を。しかし、腎不全の末期で起こる嘔吐や痙攣発作を起こさず、安らかに最期を迎えられるケースも多い。これは何にも勝る自然療法の恩恵であろう。更に自然療法を使うことによって、点滴だけでは達成できない数値の改善が認められる。上述の症例の子も最初の入院でCre4.4、BUN98までしか下がらなかったものが、退院後の治療継続でCre2.5、BUN35まで落ちたこともあった。西洋医学だけでは達成できなかった成果であろう。


17才、メス、ダックスフント

食欲不振で来院。腎不全であった。猫と同じような単純なホモトキシコロジーや組織細胞剤では治療効果が乏しいと考え、最初からフィシオエナジェティックで根本原因を探して、諸問題を改善していくことにした。点滴治療などは行ったが、血液検査の数値はどんどん改善していき、正常レベルまで達した。

〈コメント〉

犬の腎不全は猫のそれと違いホモトキシコロジーや組織細胞座はコントロールが難しい。もっと根本的に腎不全を引き起こした諸問題を同時に解決していかなければ満足のいく結果は得られない。フィシオエナジェティックは身体をおかしくしている毒素の蓄積、精神的なストレスなどの影響、身体の構造上の問題、身体の異常を脳に伝える伝達経路の問題などを分析し、治療の必要な順序まで導き出してくれる検査方法である。きっちり行えば治療効果は十分得られる。しかし、これをすべてこなしていくことは飼い主にとっては骨の折れる作業であり、途中で挫折される飼い主も多い。その点この子の飼い主はあきらめずに最後まで治療に付き合ってくれた。これが成功の要因であろう。